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会社・法人の登記

Q. 友人と新しく事業を始めることになりました。個人事業で行うか会社を設立するか迷って います。法人化するとどのようなメリットがあるのでしょうか?

A.

 法人化することによって考えられるメリットとしては、まず、経営基盤が安定するということでしょう。法人になれば代表者が変わっても組織はそのまま存続しますので、事業の継続性が確保できますし、知名度・信頼度が向上することにもつながります。例えば、ネットショップを有名サイトに出店したいと考える場合でも、出店条件として法人化が必要となっている場合があります。また、インターネット・雑誌等で広告する際にも、顧客に対し安心感・信用力を得ることができます。その他にも、法人で融資を受けたり、事務所の賃貸借契約をしたりすることができます。

 それから、会社と個人の資産の明確化が可能となりますし、税制面でのメリットもあります。例えば、法人であれば、法人から給与を受け取ることになるので、給与所得控除を利用することが可能となりますし、また、青色欠損金の繰越や、経費の範囲、税率面で個人事業主よりも有利になる場合もあります。詳しくは、税の専門家に相談されることをお勧めします。

デメリットとしては次の点が考えられます。まず、会社設立は定款の作成、公証人の認証、登記申請手続など費用、手間がかかります。また、利益が発生してもしなくても、法人住民税が課せられます。その他、維持・運営に関しては、会計記帳や官公庁への届出など個人事業と比べ手間が増えることになります。

 一概に、個人事業と会社(法人)とどちらがよいか決めることは困難ですが、売上げや将来のビジョンなどを考え決定してみてはいかがでしょうか。

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